IVHHNとは

 

国際火山災害健康リスク評価ネットワーク(International Volcanic Health Hazard Network; IVHHN)は、 火山活動による健康影響に関する研究や情報のすべてを包括する組織です。 IVHHNは火山噴出物の健康に対する影響を評価し、火山の周辺地域の安全を守ることを共通の目的として、 火山学、疫学、環境科学、中毒学、公衆衛生学および毒物曝露科学など様々な研究ならびに実務的な活動を担っています。

IVHHNはクレア・ホーエル博士(英国・ダラム大学)、 キャロル・スチュワート博士(ニュージーランド・マセイ大学)、デイビッド・ダンビィー博士(米国・地質調査所メンロパーク支部)、タマー・エリアス氏(米国・地質調査所ハワイ火山観測所)がまとめ役を務めています。

目的

情報共有の促進

  • ワークショップの開催や最新情報を配信するウェブサイトの運営、ソーシャルメディアの活用などによって、火山の健康問題に関連する議論や連携体制の構築のための場を提供します。
  • i) 公衆衛生と火山灰からの防護と ii) 火山灰の科学的な採集・分析手順 に関する根拠に基づく情報を収集し、広める。

研究の推進

  • 火山噴火による健康被害を評価するための研究の発展を推進し、体系的で確実な根拠に基づく地質及び医療データの収集・分析を奨励する。
  • 世界中の火山から噴火による健康被害についての科学的な文献を収集する。

共同研究の推奨

  • 研究者、医療実務者、危機管理専門家、防災担当行政官その他の研究職の以外の人々との新しい多職種の連携体制を構築する。
  • 将来の噴火への備えを支援し、噴火中に起こりうる健康影響の評価に関して助言を行うために行政もしくは非政府組織との活動に直接、関与する。

入会案内

IVHHNは、 i) 専門家の会合や最新ニュースをメンバーに伝えるため、そして、 ii) 関連する研究成果の情報更新をメンバーに要請するためにメーリングリストを運営する。 メーリングリストへの参加を希望する方はLISTSERV@JISCMAIL.AC.UKにメールをお送りください。 その際、電子メールのメッセージテキストの欄(件名の欄ではありません)に”join IVHHN FIRSTNAME LASTNAME” (FIRSTNAMEとLASTNAMEの部分は、あなた自身の名前と名字のローマ字表記に置き換える) とお書きください。

IVHHNには、フェースブックの公開ページもあります(https://www.facebook.com/ivhhn/)。皆様の参加をお待ちしています!

協力組織

IVHHNは 国際火山学地球内部化学協会(IAVCEI) の小委員会であり、2003年に発足しました。 リバーハルム財団 (研究交流助成金)、1851年博覧会王立委員会 (特別奨励金)、ならびに 拠点を置くダラム大学の災害リスク・レジリエンス研究所から援助を受けています。 IVHHNは複数の研究分野にまたがって火山噴火の健康影響を評価するために協力していくことに関心を持つ学術的なネットワークとして活動を始めまた。 火山噴火の影響に関する専門家に連絡したい場合には、連絡先のページを使って、ご要望をお知らせください。 (訳注:日本語でお問い合わせをしたい場合は,日本語ページ管理者の石峯( This e-mail address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it )に,直接,電子メイルにてお問い合わせください)

IVHHNは次の組織と共に活動を行っています。